キャリアアップ支援
キャリアアップ支援の主内容
- 奨学金制度、休職制度
- 公費による研修・出張
- 赤十字病院間の人事交流
例)
- 認定看護師、助産師資格取得は公費または、奨学金
- 赤十字看護大学への編入(休職制度使用)
- 赤十字看護大学院への推薦(休職制度使用)
- 赤十字講習会の指導員資格(公費)
- 国際救援要員(公費)
- 他赤十字施設への研修(出張)
公費による研修参加者の声
慢性心不全看護認定看護師 渡辺沙都実
私は入職から内科病棟に勤務し、様々な心疾患を抱え、心不全の増悪と寛解を繰り返しながら病いと共に生活している患者さんと多く接してきました。慢性心不全患者さんと関わっていく上で心疾患の理解や薬剤の理解は必要不可欠です。また、水分制限、食事制限などの生活指導を行っても心不全での再入院患者さんは多く、自分の知識不足や看護の未熟さを感じていました。そのため、心不全患者さんが再入院せず、苦痛が少なく生活していけるよう支援していくためにも、より専門的な知識が必要あると感じ認定看護師教育課程を受験しました。
慢性心不全認定看護師は県内でも少なく、受験を行うためには独学だけでは困難であり、医師や先輩看護師にサポートして頂きながら、受験に向けて学習することが出来ました。教育課程期間中は、多忙な勤務にも関わらず病棟スタッフは応援しながら送り出してくれたこと、病院のサポートにより経済面の心配もなく学業に専念することができたこと、レポート作成においても当院の多職種の方に助言頂くことで学びを深めることが出来、大変感謝しております。
教育課程に参加させて頂いたことで、慢性心不全看護の専門知識の獲得はもちろんですが、患者さんへの指導内容の改善が必要なだけではなく、慢性心不全患者さんの思いに寄り添いながら「その人らしく生活できる」ことを大切に考えることが重要であると気づき、看護の基本を振り返る機会となりました。また、全国に認定看護師仲間ができ、終了後も学会やSNSなどを通じて情報交換や相談を行うことができるようになり、私の財産となりました。今後は教育課程での学びを患者さんや家族をはじめ、スタッフに貢献できるよう活動していきたいと思います。