災害医療活動について
赤十字救護班について
日本赤十字社は各都道府県支部に救護班を配置しています。山梨県支部では6個班が整備されていますが、このうち4個班は病院職員により構成され、第一救護班にはDMAT登録員が指名されています。救護班は医師1名、看護師3名、主事2名で構成され、救護資器材等の整備を含め、災害発生時の迅速な対応に備えています。
日本赤十字社は創立以来、さまざまな災害の場で救護活動に取り組んできた実績があります。
当院においても新潟中越沖地震、東日本大震災、笹子トンネル天井板崩落事故等多くの災害救護活動を行っています。
日本DMAT隊員への登録について
DMAT(Disaster Medcal Assistance Team)とは、大地震及び航空機、列車等の災害時に被災地に迅速に駆けつけ、救急治療を行うための専門的な訓練を受けた医療チームです。
当院には現在、医師、看護師、業務調整員が日本DMAT隊員として登録されています。また、登録期間は5年とされ、更新には技能維持研修及び実働訓練の受講が必要です。今後も日本DMAT隊員の育成に力を注いでいきます。
山梨DMATに指定される
平成25年2月1日、山梨DMATとして適切であることが認められ、山梨DMAT指定病院となりました。山梨県等関係機関と連携して災害医療の充実に努めます。
NBC除染装置を整備しました
放射能汚染・感染症及び化学テロ等への危機管理の重要性から、当院にはNBC除染装置が整備されています。
山梨赤十字病院医療災害活動委員会とは
当院では、災害医療活動の効果的な活動と職員への周知を図ることを目的とした災害医療活動委員会を設置しています。委員は日本DMAT登録者、救護班の各班長、医療社会事業部社会課職員により構成されています。
委員会は、災害医療活動を実施するための職員研修及び救護訓練等を企画し、画し、職員意識の向上と救急医療を担うための専門的知識と技術の習得に努めています。